2人の時間を埋めるように
[ふくふくと。幸せそうに笑いながら歩く私は、きっと普段とは全く違う笑顔を浮かべている。すれ違う村の人たちにはバレバレね。
『何でもいいから私のことを知りたい』
>>220その願いは私と全く同じで。『私も!私も!』とはしゃいだら、お酒のことを教えてくれた。]
私はお酒を飲んだことないの。
女の子の一人暮らしだし、酔っ払うの怖くて……
だから今度、一緒にホットワイン飲んでくれない?
シルヴァンが一緒なら、安心だから。
シルヴァンの好きなもの、一緒に飲んでみたい。
初めてのお酒。ふふ。
[繋いだ手をきゅっと握ると身を寄せて。
下から見上げて微笑んだ。]