…でも、私は嬉しい。 妹さんも無事を教えて頂けて。 そして… 貴女にもう一度、逢えて。[そっと拳をそのまま持ち上げて。胸の上に添える。そこに心臓はないけれど、私は鼓動を感じている。] 幸い、私の記憶は消去されていません。 マイケルは私とドロシーの思い出を、 両親の大切なものと考え直してくれたから。 …貴女は言ってくれましたね。 『記憶が消えても何度でも友達になる』と。 記憶は消えていないのですが… あんなことをした私に、その権利はないと 思うのですが。