―夜の女王のアリア―
[カードに書かれた場所には、この街でも一際立派だと思える建物があった。
ロビーで貴婦人に招待されたことを伝えれば、それほどまたされることもなかっただろうか。]
確認したいことがある。
[相対する彼女は先程と変わらぬようにみえる。私が断るとは思っていないのだろう。]
私は患者を区別しない。
トループも、ヴァルハラも、メトロポリスも、それ以外も、私は同じように扱う。
治すべき者がいれば誰であろうと助けるし、邪魔はさせない。
それで構わないというのなら、引き受けましょう。
[これが私の、「メトロポリスの医者のシードル」としての譲れないもの。]*