[さて。俺とお前との関係はどう呼ぶのだろう>>160
『同志』というには聊かリーダーのお前さんや理念への心酔は足りなかろう。
趣味の合う友人というには、時代が許さない。
されど、自分たちでそれを作ろうとはせず
専門家であろうとあたりをつけて、
研究職と嘯く己の所に持ってきたこと。
『それ』を作れと。ある意味では国家に弓引けるような代物を、
作れるかと。己の技術に『投資』>>162を呼びかける姿を。
科学という過去の残滓に対するものへの
昼行燈の中に見える熱量を相手が感じ取り
幾らかその正体を打ち明けることがあったなら。
そうさな。俺はお前さんをお客さん、から『リーダー』
と呼ぶようになるのだろう。]