[漠然とした夢を抱いたのは、いつからか。消えない記憶など要らない。過去を圧殺してまで残り続ける思い出など要らない。次の質問を封じるような、関係を切る為の言葉でなく自身の素性を守る為だけの労いの言葉ではなく温もりを抱いて、心地好い眠気に身を委ねて、 ──ただ、■■■■と言えたのなら……*]