[実質的な死を仄めかす言葉ひとつで揺らぐような人生は辿ってきていない。>>166むしろ死に場所を求める様な素振りが、あのカクテル言葉を思わせる。]
フリーランスの技術者にとって
最も金になるのは紛争の最前線で手を貸すこと……
生き急いでいる人も機械も沢山居るのさ
あの世に通貨は持ってはいけない
私のその日暮らしぶりを日頃から見ていれば
命に大した執着もないことがよく分かるだろうね
[疲労の果てに気を失っても数時間後には目が覚める。深酒をすれば覚醒までのリミットは多少伸びるものの、確かな方法はない。
だから連夜モーテルへ運ばれるスピリットの瓶達は、言わば一種の精神安定剤のようなものでもあった。]