[>>237他意はないらしいと聖子の口は告げてくれるが教えたばかりの通信の魔道具を上手く使えないらしく伝わってくる言葉は目を逸らしてしまった理由を語るように先の言葉が事実ではないことを伝えてくれる。]
そうかあ? 屁理屈じゃないぞ。
知らない世界は俺が教えていける。
知り合いは今はいないが俺が一番の頼れる存在になってやれる。
俺は王都に持ち家もあるし蓄財もある。
セイコが一緒に来て欲しいならそっちの世界に行ってもいいしな。
[こんなにも動悸がする相手はこの先出会えるかわからない。
運命の女神は常にスカートを翻しながら逃げていくのだから捕まえておかないとすぐに逃げてしまう。
迷うな進めというのがランディの信条でもある]
うん、セイコは一度落ち着いた方がいいな。
全部聞こえてるぞ。
セイコが俺のこと悪く思ってないのが全部わかった!
[頬を押さえている仕草も可愛いなあとランディはにっこりである]