星狩りの国-暁の街-

22 【完全RP村】機械人類は、蒼穹の空の夢を見るか


石火硝煙 ヒート・H・フットマン

現在・挨拶のあと

[オクリビに言われた「ズィーの国」について聞いている間のやり取りは割愛しよう。
みんなご存じのところだということもあるけれど、一番はフットマンの名誉のためだ。
なにせ、素っ頓狂な質問が多かった。応答した部下に「親父いま何歳だよ」と言わせたぐらいだ。
とりあえず、昨日表通りを歩いているときに聞こえてきた大声が、勧誘の声だったのは分かった。ならばよし。


気になったことを一通り確認し終えて通信を切ったら、フットマンはほったらかしにしていた自身の左の掌を改めて見た。オクリビと話している間、それから諜報部と通信している間、ちょっと間抜けだけど左手を心臓よりやや高い位置(オクリビと話している時は平行だった)に挙げていたから、血が必要以上に流れてはいないようだった。

本来なら圧迫止血するところだが、フットマンは腰についたポシェットのひとつから、瞬間接着剤を取り出した。

──誤解がないようにつけ足しておくと、“医療用”の“メトロポリス産”瞬間接着剤だ。]
 

(244) 2024/06/23(Sun) 12:26:53

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