『葬儀以来かしら。その節は世話になったわね。
元構成員を引き取ってくださったこと、感謝しています。
もう中はご覧になりましたか?
それは結構。
知られて困る情報は持っていないから、万が一があっても貴女方に迷惑がかかることは無いでしょう。
実はね、今日はもう一つお願いがあってきたの。
ヌルを覚えている?
ええ、そう、あの子。
私が死んだあと、あの子の面倒をみてもらえないかしら。
最近、よく死体を拾ってくるの。自分で解体から火葬までして、庭に埋めているのよ。
花壇の周りだけはやめなさいと言っているわ。』