中止――って、あたしが冤罪だって
あなたにも判ってたの?
それで、あたしをエスコートしようって……。
[実はもう自分でサラっと無実を口にしていた>>0:366ことはすっかり忘れたまま、驚くこのハリコである。
ともあれ後日の「キラキラちゃん」としての冤罪主張の話に、ハリコは躊躇うことなく頷いた。]
あなたを信じる“善良でか弱い市民”が、
あたしのことも信じてくれるなら――
力になってくれるなら、本当に有難いわ。
[法に依らない復讐代行人という“悪党”――そのファンの“世論”がどれだけ世論と裁判を動かせるかは、“普通”の側のハリコには読めない。それでも少なからず世間に及ぼせる影響はある筈だと。]