[特殊警棒が振り降ろされる。 指のブレードがジャックナイフのように反転し、前腕に沿う形状で打撃を受けた。鍔迫り合いになる暇を与えず、顔面に一発食らわす。]俺たちは、逃げるんじゃない。[飛び掛かってくる新手には角柱を。2、3人巻き込んだまま、もろとも壁際に叩きつけた。つづけざまに乾いた音、銃弾が虚しく天井に突き刺さる。]出ていくんだ、ここを。[吸い込まれるような頭突きが決まった。 バケモノ、と叫びかけた表情のまま、 最後の看守が昏倒する。]走れッ!(そして>>228へ……)