回想:螺子のキマった元看守と
そ、そーだけど!?それが!!?
こいつ、イライラしてるとすぐ手ぇあげるんだよ!
この前も打たれすぎて動けなくなったやつがいたの!
だからみんな静かに大人しくお仕事してんの!
イライラさせたくないの!オーケイ!?
たまに彼女にふられた〜とか勝手な理由でイライラしてることあっけど…![縛り倒された看守が喚き散らす中、
そいつは至って冷静そうな顔でこちらに問いかけてきた。
>>192こちらは情けねえことに涙目だ。こいつが解放された後の切れ散らかしようなんか見たくない。
…男の腕から抜け出した女が看守の汚い口に布を詰め込んで、
看守のくぐもった罵り声が静かになり、こいつら以外の作業員たちの空気が凍りついてしまった…医務室の案内に対しては]
……あ、え、えーと。サンキューだけど…
このくらい怪我のうちにも入んねえから、いちいち頼ってらんねえんだよ…
看守様たちのご機嫌で増える怪我なんざ…
[と、ポロッとここの看守たちは他にも機嫌によって囚人に暴力を振るうというところまで話してしまったか。終了時間まで黙々と作業を続ける女に、男はなんなんだよぉ…と冷や汗を垂らした…]