蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ

――ふれあいエリア――

カルガモの親子が居る、ペンギンも………！


［子犬を胸に辿り着いたそのエリアでは、環境を無視して、様々なモフモフ達が自由に動き回っていました。
海を再現した場所では、月夜を浴びてシャチやイルカが楽しそうに跳ねています。
それに――――］


………この子が君の？


［お父さん？それともお母さん？
性別不明の巨大なモフモフわんこ>>178を見上げながら、私は子犬に尋ねます。
子犬は違うとでも言うように、私の胸に顔を埋めて震えていました。］