『その瞬間、私の知らない後輩を見ました。 いや……本当は見ていたのに 今まで何も気づかなかったのかも。 1人黙々と取り組んでいた後輩の姿に 私は随分励まされましたし、 勇気を貰っていたんですけどね。 彼女がいなかったら仕上がらなかった作品なんか ごまんとあると思います。 だから行かない、行きたくないの言葉に 正直ショック受けてました。 あの後、彼女とどんな話ししたか、 自分が何を言ったかすら記憶は曖昧。 ……ダメな先輩だなって本当に落ち込みました。』