『……そろそろ付くかと思ったが、
全く付かなく、て、 …ザリ
困っていた
そんなところ、だ』
["何しに"に対しての返答代わりと、みっともないヘルプの声が全てこぼれた。
方向は間違っていないが距離感にミスがあった。それに気づいていないあたりこの辺りには不慣れ…、ではなく、長い断交の末に道を忘れているようで。
ジャンク品の買いあさりは、トループに来た目的の一つだ。
機体能力向上を目的としているが、メインの感情は"趣味の機械いじり"が一番近しい。
行先は古い店だ。店主は若かったが、代を継いだだけで、奥には先代のジジイが控えているだろう。]