[静かな声が、場を突いた。>>134
静かさと瞳の温度はまるで相反するかのよう。
いい目、と丹田は内心関心する。
しかし幸阪の言葉に驚きで目を瞠った。]
……え?
[呆然と、鳩が豆鉄砲を食らったかのような顔で一度視線が泳ぐもすぐに相手へと向き直る。
晴れ晴れとした笑みと行きたくないに、脳内が揺れる。>>134>>135]
行きたくないって、どういうこと……?
[彼女の晴れ晴れとした顔とは裏腹に、夏の日差しに似合わぬ戸惑いの顔で動揺する美濃。
思わず幸阪に2、3歩近づく美濃
クリアファイルに視線が揺れた。封筒が目に入った。]