船上・アレッキーノと
[その正体不明の美男子もといアレッキーノが数歩後ずさった
>>248のは、こちらの驚きというより怯えに対してのものだろうと、ハリコにも察せられた。]
あたしこそ、変に警戒しちゃってごめんなさい。
うん、確かにあのメイクじゃ目立ち過ぎちゃうわ。
[白黒の上下の綺麗な身なりと顔立ちが、別の意味で(主に女性の)視線を引くのではともふっと考えたが――。
船の行き先が本土のあの港町
>>137であれば、人目に付かない通り
>>#4から大通りに出たとしても、都会的な美男や紳士の往来なんて珍しくはないだろう。だから問題ない筈だ。
さて、顔を上げてくれたアレッキーノから、改めて伝えられた己の“善良”さと敬意
>>249。ハリコはこの時、はにかみこそすれど、以前のように懐疑を示すことはなく。
再びこうべを垂れる姿を目の当たりにしても、敬意からのそれをハリコから止めることはなかった。]