[呼称について「ヘロー?」と疑問符が付いた時>>180には、確りと(鷺の長い首を曲げて)頷いてみせて――。
「お友達」の語がラピスから出てきた時に、ヘローは沈黙を作っていた。
ほんの僅かの間の沈黙ではあったが、ヘローの反応に間が空いたことには十分に気づけるだろう。]
――――…ああ、そうだな!
「ヘローサマ」でなく、「ヘロー」がいい。
君と「友達」同士のように呼び合えたら
私も嬉しいさ、ラピス!
[ラピスに対してのこの言葉は本心からのもの。
脳裏を微かに掠めたもの>>142>>15は、この場では忘れてしまうことにして。
沈黙を作ったことなんて気にしないとばかりに、ヘローは気さくな声調で返していた。]