── ハリコの独房前にて ──
[恭しく跪き差し出した手は快諾と共に取られる。>>214
その手の温もりに安堵の笑みを浮かべた。
そうして受け取った二匹のクマのマスコット。
抱き締めたなら妻子のように慈しみ愛でよう。
そんな自身を善良な魂というハリコ。>>216
戸惑いつつも、頑なに否定するのはハリコの気持ちを蔑ろにしてしまう気がして──……その言葉を受け入れよう]
くふふ……、そう言ってくださると心強いです。
実は我輩、最高に”ワル”なのですが、善良な人々には一切危害を加えぬ味方でありますゆえ。
どうぞ今後も仲良くしてくださると幸いです。
[自身の悪をも肯定してくれるハリコに、
今後も善良なハリコの味方であろうと暗に告げよう]