現在:独房(地上階)
[さて、“Harriko”ブランドのデザインはデザイナー本人が言う通り
>>8、この荒廃した時代にあって「夢の世界」を思わせるものがメインになっている。
パステルカラーやビビッドカラーを多用したり、ふわふわのフリルや繊細なレースがあしらわれたり、クマ
>>237やウサギなどの動物のかわいらしいマスコットが飾り付けられていたり、等々。
こうしたブランドの特色から“Harriko”ファンに対しての「信者」という揶揄も出てきた訳だが、それでもこの監獄において、“Harriko”が本物の政治的・宗教的カルトだと判断されている訳ではないらしい。
もっとも“Harriko”は一部アイドルともステージ衣装提供という形で関わっているため、そちら方面での
“宗教戦争”ともまるきり無関係ではないのだが……この話は追々。
こうした訳で、ハリコ・モーガンズの独房は、思想犯たちを収容する地下層には無い。
あくまで他の「特段の事情のある」囚人たちと同様の形での、単独室隔離となっているのだが――]