って、ラピス。私は別に飛ぶことまではでき…… !!?
[指摘されて初めて気づいた>>172というやつである。
「すごいだろ〜」なんて言ってみせる余裕もないまま、己の足元を見遣ったり、再びラピスのほうに向きなおったり。
ここで、両手足をばたつかせるラピスもまた同様に浮いていることに、ヘローも気づいた。本機も気づいたらしい。>>182]
おい何が一体どうなって……
〜〜〜〜〜〜…、君たちの仕業か〜!!
[二機のそばで空を舞い愛らしく笑い、飛び方のレクチャーまではじめる小さな妖精たちに対し、ヘローはわりと焦りを滲ませながら怒りだした。
当たり前だが、ヘローは妖精たちに手を挙げられない。元々の「妖精」という存在に対しての感情もそうだったが……なんかこの場で風船を手放してはいけないという直感が働いていたというのもあった。カートゥーンギャグ的な何かしらの予感で。]