庭園の雪は夜に止んで
[バラとして生きていたものの感性からの「見苦しくない」を、「先輩」はよく解っていないなりに受け止めてくれたようです。
>>228 そしてこの時、また勝手に読み取った内心に踏み込んでしまった……という自覚を白薔薇は微かに抱きはしたのですが、特にそれを「先輩」から指摘されることもありませんでした。
それで白薔薇は、内心を読み取ることを認めてしまうことも「先輩」は許してくれたのか、と
思い込みました。
何はともあれ、ここで「先輩」を助けられたのだという安堵を抱けたことに変わりはありません。]