[そんなヘローは「すごい」を口にする余裕もないまま、飛ぶのに慣れたと思しきラピスに手を引かれ――。 飛翔する陶器の機体のしなやかな挙動、生身の人間とも違わぬ自在な駆動を、間近に視認することとなる。] ――――――…、