[ピエロの化粧ならぬ素顔のその人の表情が、驚きに、そして戸惑うような微笑へと移ろう。
メイクの一部としてなら有り得ても、プロの道化師には流せない実際の涙の雫も、その頬に>>-411。]
ちょっとあなた、泣くことある!?
いくらレアケースな中止理由だからって……、
[半ばとんちんかんなことを口にしながら、思わずここで視線を横に流して“レディ・フィア”の姿を探してしまったのは、医務室で彼女が「おとうさん」とアレッキーノを呼んでいた>>117覚えがあったから(「お父さん」なのかと驚く暇は、当時外科医を勤めていたハリコには無かった)。
乗船時に軽く会釈した時は>>115>>116――手を繋ぐアレッキーノが「フィアの大切な人」>>2:99なのかも含めて――具体的な関係性まで分かってはいなかったのだが……。]