(なあその内部機工はどうなっている!?
ジョイントの構造は!? その外装と人工筋肉の柔軟性は何で実現している!? ソースコードは!? 動力源は!?
君の構成資材はどこの外国に行けば入手できる!? 制作に必要な工具とシステム要件は!?
っていうかスクラップ>>153でこれか!? 確かに言語機能がバグってるが! でも!! 何勿体ないことしやがる……。 しかし「たくさんの」って言っていたな? ってことは量産型か?? 量産化できるのかこのレベルのを!!?
本当に誰が作ったんだ!? 開発者来やがれ!! 廃棄した奴も!!)
[等々……限界機械工の限界が限界を迎えつつあるのを、大人の理性で抑えた。
慣れない飛翔と手を引かれていることでの機体の不自由のお陰で、ラピスに対して衝動的にウザ絡みをやらかす事態を回避できたのは幸運だったのだろう。
このヘローの挙動不審振りも、傍目には、妖精の悪戯に慣れないまま驚き焦っているだけに見えていたかもしれない(それもあるにはあったが……)
結局こんな有様だった所為で、ヘローは風船の魔法に浮かされるがまま、ろくずっぽ鳥らしく飛ぶこともできない醜態をさらすことになった。翼なくとも鷺型なのにね。]