ぼくはね、シュクルのことが好きだよ。
だからこれから先の人生もずっと一緒に居てほしい。
ぼくと家族になってください。
[繋いでいる両手を合わせるとウェストポーチから蓋つきの木箱を取り出してシュクルの手の上に乗せる。
木箱の蓋を開けば銀色の鎖がついた水晶のように透明な宝石がついた首飾りが入っている。
水晶のように透明な宝石は暗がりの中で星のように煌いていたけれど陽の中に出ると少しずつ煌きが消えていく]
星の輝きがずっとシュクルを照らしてくれますように。
そう願いながら……お呪いを重ねて作ったんだ。
世界に一つだけしかない星光の首飾り、かな。
先の返事に、これを受け取ってほしい。
[あの日、冠座のティアラに憧れていたシュクルに。
星の輝きを宿す首飾りを贈りたい**]