[こちらを見つめる目に呆れが混ざって居る事に気付けば、不思議そうな表情を浮かべる。>>231
何か、やってしまったかな?
やらかした覚えしかない為、何が引っ掛かっているのかまるで分らない。]
……様子を見に来た?本当にそれだけ?
[叱られるか、文句を言われるか、問い詰められるか、追加の仕事を言いつけられるか。てっきりそんな用事かと思って居た物だから、想定外の答えに瞬きを数度。
そうして差し出される甘味を両手で受け取る。
自分の行きつけの店の菓子と気づけば、何故知っているのだろうという疑問が頭を擡げたが、普段からしょっちゅう同じ店で買い物をしている身、知る手段はいくらでもあるかと思考を放り投げた。]
おや、随分と光栄なご褒美だ
[まさか見舞いとは。
元気そうでよかったという言葉へ、柔らかな微笑みを返す。]
大丈夫、ドクターストップは無いよ
[いや、傷が開くから酒はダメだと言われていたか。後は無茶な運動。
だからこの甘味は有り難く頂こう。
他者から労わられる事など滅多に無い身ゆえ、レアな経験をしたなあと思いながら、普段よりふわふわとした頭で会話を続けるだろう。*]