──はい、絶対良い映画にしましょう。 こちらこそ、よろしくお願いします![良い映画にしましょうの言葉に、この映画は本当に良い映画になるような、そんな予感がした。少なくとも自分のような役者とも対等に握手を求めた彼のシーンはきっと、名シーン揃いになるだろうとも。それまでの緊張やら萎縮やら不安はすっかり消え失せ応えたいという闘志や熱意、撮影と芝居への意欲へと心はすっかり切り替わり生き生きした表情を相手へ見せた。**]