[好きな物がよく分からないと笑った彼女に向って、私は困ったような笑みを返す。>>180>>181]
私も同じ
好きな物って、よく分からないや
周囲の人が好きな物なら、
何となく分かるんだけどね
[ハイスクールの同級生が好んだ服、流行っている色、異性受けするファッション。
何度も一人で選んでみたけれど、結局自分は最後まで良く分からなかった。]
私の服は、地球で買ったフォーマル系
だから、もう少し別なの区域が該当かな
……好きかどうかは、よく分からない
[そう言いながら、羽織るジャケットの襟を摘まみあげる。>>185
黒い布地に、目の色に合った明るいグリーンのライン。
母さんと一緒に選んだ、レディメイド。
買い足しなら一人で出来るけれど、選ぶ事だけは、ずっと苦手だったから。]