スイッセスさん……。
[名前を呼んで、両腕を広げて見せて]
……また抱き締めてくれませんか? あの時みたいに。
おじーちゃんとか、友達とか、
そーゆーのじゃなくて、
こ、恋人みたいにっ……!
アタイ、スイッセスさんの特別になりたい。
[我ながらすごく恥ずかしいコトを言うなって思う。
顔を耳まで真っ赤にしながらも広げた両腕は下ろさない。
スイッセスさんを見つめる眼差しを逸らさない。
そうして、抱き締めてくれたならきっとおずおずと両腕をスイッセスさんの腕に任せて身を委ねただろう。
断られたら、その時はその時だ。**]