現在、脱出への旅路
[幸いにも(?)私は叱られずに済んだものの、怒りの矛先が看守の方に向いてしまった。
>>265 南無三、私の代わりに天寿を全うするように、と名も知らぬ看守の冥福を祈っていれば表情をころりと変えた義父。
>>266 少しも全然怒ってないよ、と煌びやかな笑みを浮かべる義父に私は一応の同意を送る。]
そ、そうなのよ……??
無事で良かったのは、私も同じ気持ちなのよ、ええ……。
[
ただ、私はその時一瞬だけ見せた義父の青筋満載のホラーピエロな表情に生涯彼を怒らせる事はすまいと心に誓うのだった。その後は義父と手を繋ぎ、共に話を聞き届け……。
>>267]