―ある日の裏通り・オクリビと―
[時折言葉を選ぶのに時間をかける女性。組織への挨拶ではなく私個人に対する挨拶だ、と言われれば頷くほかない。
続いて夢について尋ねれば、――何をと聞き返すことはなく、その時の事を思い出してくれたようで>>233。
道筋が立っている、自分なりの進展があると言われれば、それは素晴らしいことだ。]
それは素敵ね。
まさに夢を願える国の住民だわ!
[『女王陛下のそんな生き様を示しながら。願いは、夢は、貫けばきっと叶うのだと。人々が心から願える、そんな国です。』>>1:449
オクリビの語った女王の国。その国民である彼女もまた、そんな生き様を示している。
それは、素敵な事よね。彼女の夢の理由は知らないけど、それもいつか聞いてみたいくらいに。
嘘偽りのない言葉を彼女に伝えたなら。
次に彼女が問うは、私の夢。]