>>240
ええ、ええ、まさにその通りです!
言われてみれば外見も主人公のように思えてまいりました。よろしければ本当にお伽噺の主人公として書き下ろしてさしあげましょうか?
(少し意地悪げな表情でからかった後、目を優しく微笑ませて)
でも、アマレロさんの旅が本の主人公にふさわしいのは本当ですよ。雪の中を佇む城に辿り着けたのは、アマレロさんが歩き続けたからです。私なら天気予報を見た時点で諦めていたでしょうね。
自分の望みを貫くことは思いのほか困難です。だからこそ、それを実行する人は眩しい。
そんなふうに眩しく見つめる存在を、人は主人公と呼ぶのですよ。