あの、もしもし。そこのお兄さん。 これから、どこかにお出かけでしょうか? 必要なら案内をいたしますが…[思わず女は声をかける。男の風体も確かに気にはなったが、それよりも今はどことなく"ひとり"を感じたからであった]*