えー、ダメなのか?
本当にダメか? 本当に?
[ランディは女性経験はあるが恋人がいた経験はない。
免疫はあるが恋人として普通に付き合う術を知らないため
運命の相手だと思う聖子に対する行動は常に攻撃表示で全力攻撃だ。
一緒に寝たら手を出さないということは保証できない。
むしろマブいと思っている相手に手を出さないということ一万歩譲っても無理だ。
それにランディの気持ちに嘘偽りはなく、聖子の方もあと一押しのような感じだ]
無理か、そっかあ……。
[ランディは簡易ベッドから立ち上がると聖子に近づき可愛い顔をしてそっぽを向いている隙に腰へと手を回した。
そのまま身体を引き寄せると力強く抱擁し肉体の檻に閉じ込めてしまう。
聖子の力では抜け出ることは難しいだろう――汗くさいかもしれないが。
頭を撫でて胸板に預けるように誘導するとランディが感じている動悸がわかるだろう]