―― ある日の出来事・フィア ――
[レモンキャンディーと豆知識をプレゼント!>>224
肘が顎につかないか確認しようとする様子を微笑ましく(ニヤニヤと)見つめつつ。
誘導尋問だと言われれば楽しそうにくふふと笑おう。
そうしている間に問いかけられれば。
ピエロとして、そしてアレッキーノとして、
二通りの答えを返そうか。
撫でようと伸ばした腕はフィアの頭に触れられる。>>225
少し不機嫌そうだが拒まれなかったのが嬉しく、慈しむように微笑みながら頭を撫でていようか。
零される言葉の数々を丁寧に拾い上げながら]
……ええ、我輩。どうしようもないエゴイストですゆえ。
こうして貴女を慈しむ事をやめられないのですよ。
[口から出た言葉は自分でも驚くほどに、かつて娘と話していた頃の自分の温かく柔らかい声色に似ていた]