[──── などというような話に 小雪たちは必死に楽器を鳴らしていた。 なにせ、一息つくヒマがないのだ。 台本を読みながら、舞台進行を見ながら 合わせて楽器を弾くというのは なかなかどうして、脳みそが忙しい。 それでもなんとか舞台は終わるだろう。 演劇部のために。我らが友のために。 終わったときには燃え尽きて 疲れた!なんて後で泣き事言ってた。]**