[だから、貴方の話も――、] はい、 聞かせてください[教えてください、魔法使いさん。この世の全てを知っている人なんてきっと居ない。けれど、貴方の物語の中に、私の知りたい何かがあるのなら、聞かせてほしい。そのまま、紡がれる彼の思い出に耳を傾ける。登場人物は彼。それに、彼の可愛らしい奥さん。>>192>>193>>194かけがえのない人との記憶で構成された、大切な、大切な物語。人生の最果てで鳴る、静かで小さな、しあわせの音。]