姉ちゃん!姉ちゃんもこっちに…
……あ、すんません、人違いしたみたいで……
ヴァルハラ行きの列車を探してたんです。
すんません。
[思わず声をかけた。しかし、その髪色から全く違う人であるとすぐに気づく。…どうして姉ちゃんと思ったのだろう?目元の雰囲気が似ていたからだろうか?全然違う顔なのに、どこかで俺様、懐かしさを感じてた。
しばしの間列車を待つ。たくさん持つお菓子の中から、梅雨のアメ玉を取り出して、一つ頬張った。>>225>>226
澄んだ恵みの雨の色は、その人と姉ちゃんの瞳の色によく似てた]
すんません、これ、良かったら。
調子に乗って買いすぎたんで
あんたの目、姉ちゃんみたいにキレイだったから
[アメを包んだ袋を一包み渡す。おみやげにするにははしゃぎすぎて買いすぎたのだ。捨てられてもいいやと思ってそのまま渡す]