これはラウンジに着く前のこと
[死したものが次の生へ移るまでの癒しの宿にあって、さらに天国にまでいきそうな心地に一瞬でも至れたとは、この自然発生ぬいブラシはまさに至高なる天上より降臨した最高にして最幸の櫛だったのではないでしょうか!!
いえ、たとえそうでなくともブラッシングというのは心地よいものです。白薔薇がここできちんとえりざべーとの反応を聞きながら適切で丁寧なブラシがけをしたことも、功を奏したに違いありません。
>>216>>217]
合格点。それは本当に喜ばしいな。
君に認めてもらえて良かった。
そうだな。私も、良いトリマーか美容師になれるかもしれない。
[このお宿でのほんの少しの息抜きの後、その行き先については白薔薇にはわかりません。それでも白薔薇は、この来世の可能性を素直に善きものとして思いました。
ところでここで白薔薇が「トリマー」の単語にきょとりとしなかったということは、家主一家やその親族・友人の中に犬猫を飼っている人がいる(もしくはいた)のでしょうね。]