構わんが、別に撮らんでも嫌というほど顔を見ることになる。
貴様が嫌と言っても、保護下にある以上は監視しなければならないからな。
[それが任だ、と説明するとさっさと歩き出してしまう。
すぐについた一室の扉を開けると、顎で中に促して。]
ここがコウの部屋だ。
生活用品の諸々は後ほど使い方を教えよう。
夜は一人がいいか?
[保護の任を最優先にしなければならない以上、本来ならば同じ部屋に寝泊まりするのが効率的だ。
が、コウから僅かな拒絶を感じていたこともあるし
他人と距離を置きたい気持ちも、一人になりたいであろう気持ちも尊重はする。
世話を放棄することは出来ない代わりに
コウがどうしてもというのなら、宿舎の別の部屋にでも寝ればいい。
例えそれで後輩が緊張しようとも。]*