[思案を遮るようになってしまったが、少しばかり声音が裏返る彼の姿にくすりと笑みを零しつつ。>>230]
その気持ち、分かります。
仕事が済んだ帰り道に空を見上げると、ほっと息をつけるといいますか。
張りつめていた緊張が解ける、といいますか。その中で見る夜空が、綺麗で。
少しだけなら、お話できるかもしれません。
星座の逸話ですとか、本に書いてあったものですが……
[生まれ育った場所が馴染めずに 本の世界に没頭していた折に読んでいた本の内の一冊。物語のような逸話の数々に心を弾ませていたことを思い起こしながら、小さく首肯しつつ。]