――夜・通路窓辺――
[いつも柔和な笑みを称えている彼女が驚いて目を見開く様を見て、私は悪戯っ子のようにウインクします。
人をこうして愉しませるのが私は大好きだから。]
彼は、見た目は気難しそうな感じもしますが
優しい方です。
そして貴女はいつも、私と話す時
とても物腰柔らかに丁寧ですから。
きっと大丈夫ですよ。
[といっても私は二人の会話を聞いていたわけではないので、彼女が念のためお詫びに行きたいと考えるのなら止める理由にはならないだろう。
後悔のないよう人は行動するのが良いから。]>>276