>>253>>-411 貴女の眸は空虚に非(あら)ず。 何故そのようなことを言うのですか? 出逢った(あの)頃はさて、 貴女のヘテロクロミアたる双眸は同じではありました。 ですが、その眸に魂の色観る能は変わらぬ筈。 肉の詰まらぬ透明な眸であればこそ、 その眸が見通す色もより見え易いのではありませんか。