星狩りの国-暁の街-

30 【完全RP村】とびだせ!脱獄の檻


縫合修善 ハリコ

回想:交流スペース、ルミと

[その日の刑務終了後の、自由時間中のこと。
 他の女囚の時と同じく(相手にもよるが、男囚でない分、心穏やかに接しやすかった)、その若き女囚>>149とも至って何気なく顔を合わせたのだが――彼女から文字通り「顔」の火傷を指差された時、ハリコは火傷のない方の顔の皮膚を引き攣らせた。]


……大丈夫。もう、痛くは、ないわ。
心配してくれて、ありがとう。


[右眼ごと焼かれた顔の傷はそれなりに深く、もともと痛みは少なかった。ここでの「もう痛くはない」という言葉にも嘘はない――「身体の痛み」という意味であれば。]


(また顔の話)


[「顔は女の命」なんて大昔の価値観を持ち出さずとも、実際に顔を商売道具にするモデルやアイドルでなくとも、己の容貌の変化に塞ぐものはある。看守たちからの虐めの材料にもされてしまえば一層。
 ……あの火災現場での記憶も脳裏に過れば、なおのこと。
 この場で浮かべた引き攣った笑みには、感謝の言葉とは裏腹の「心の痛み」が滲んでしまっていた。]

(294) 2024/11/29(Fri) 16:01:41

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