―― 回想・バーの入り口付近・柱の影 ――
[ジムに行く前の寄り道でなんとなく覗いてみたバー。
そこには悪の組織の幹部がいた。>>235]
ぶはっ……! く、くくっ……!
[思わず吹き出しそうになり慌てて口を塞ぐ。
ダメだ、笑っちゃ失礼だ、堪えろアタイ……!
そのままバーの入り口付近にあった柱の影に隠れるように蹲って笑いを堪える。
ツァリーヌさんはアタイのあげたゴーグルをどうやら気に入ってくれた(?)みたいだ。
だが、どう見てもその姿は悪の組織の幹部である。
おかしいナァ?アタイが付けてた時は正義のヒーローっぽかったじゃァないか、それなのに、どうしてこんなコトに――
目の前のシュールな風景に笑いがこみ上げて苦しい。
『笑ってはいけない船の旅・バー編』
ヤバイ、反則だろうコレは……!]