アーネストさん。 ……アーネスト、と呼んでもいいですか? どうか私の隣にいてください。 叶うならば、ずっと。[様々な想いが去来する。アンドロイドであり人間ではない私が、彼女と恋に落ちる資格などあるのか。彼女を幸せに出来るのか。でも。二人の未来は、二人がこれから切り開いていくものだ。どんな困難があろうとも。彼女となら力強く歩んでいけると信じる。私は祈るように目を閉じた。この眩暈にも似た幸福に身を委ねて。]*