[かの復讐代行人の噂とそれに付随する賛否両論を知らずとも、それが世間一般から言って“ヤバいヤツ”なのは、流石に“普通の市民”のハリコにも解ってはいた。
それこそ無差別殺人犯と同じように。或いは、“ドラマチックでない”動機>>120>>121で動くテロリストと同じように。
それなのに、このキラキラと輝ける星屑の微笑みに対して、“ごく普通の世間様”のように――相手からすれば良く思えないほどに>>182――さびしいほどに>>183――顔を背けてしまうことが、この時のハリコにはできなかった。
……つまり、そういうことだ。]