………………と、り か[ 弟が、君の作った機械仕掛けの鳥を欲しがったこと 私は今でも確かに憶えている。 そしてそれを紡ぐ君の笑顔は、錆付いたように ぎこちなく、過去を、思わせた>>275 ] 鳥なんて……[ 無駄なものを。 一蹴することも、馬鹿にすることも 私は出来ずに言葉を呑み、昔のように視線を彷徨わせ ]