…ドルチェも、これから素敵な人生を。
鳥のように、自由に。
[わたしたちはお互いの過去のことを知りません。だけどお互いの「今」のことなら、多少なりとも知っているつもりです。
枷だと思っていた何か… わたしにとっては、周りの偏見。そこから解き放たれて、自由を求めて「今」があること。ドルチェにとっての枷が何かはわからなくても、その「今」だけなら、わたしにだってわかるから。]
幸せになってくださいね。
[だからわたしは願います。過去のことではなく、これから先「未来」のことを。
やがて宇宙船からホワイト・マーブルに降り立てば、わたしとドルチェは別々の方向へ歩いていくかもしれません。どこまでも白く続く大地に、一歩一歩、互いの足跡を刻みながら。**]